(富山県人2022年4月号)
南砺市の地域新電力会社「なんとエナジー」(同市やかた)が4月から営業を開始。一般的な電灯の基本料と電力量料金の単価を、北陸電力よりも3%安く設定する。
同社は、市の持続可能なまちづくりへ寄与することを目指して昨年11月、市と北電、地元18事業者が出資して設立。当初は北電から電力を買い取り、市内の公共施設約700か所への供給をベースに、年800件の新規契約を積み上げながら、市内の電源からの電力調達を進め、いずれ再生可能エネルギー発電開発、スマートシティの構築なども構想する。利益の一部は地域の課題解決・活性化の基金へ回す。地域内経済循環と脱炭素に対応した地域活性化を目指す。
販売するのは従量電灯Bの40~60アンペア、従量電灯C、低圧電力を中心に、高圧電力などにも個別対応する。一般家庭向けの早期申込みキャンペーンを5月末まで展開中。