(富山県人2024年11月号)
黒部峡谷鉄道は一般客が通常は乗降できない猫又駅を10月5日から期間限定で利用可能にした。同鉄道のトロッコ電車は能登半島地震による落石の影響で一部が不通となっており、猫又で折り返して運行している。終点・欅平駅までの全線開通の見通しが立っていない中で、観光客に少しでも楽しんでもらいたいと考えた。
既存の発電所関係者用とは別にホームを新設し、周辺に休憩スペースを整備。インバウンド招致を目指す観光庁の補助事業を活用して県が高さ3・6㍍の展望台を設置。「猫」の文字が入る国内唯一の駅であることからフォトスポットにネコやネズミのパネルを取り付けている。
停車時間は20分。全線開通するまで開放する。