(富山県人2022年2月号)
ブランド魚「ひみ寒ぶり」の出荷開始を告げる寒ぶり宣言が1月6日に出された。「ひみ寒ぶり」の基準を満たす重さ6㌔以上の漁獲状況をみて、氷見漁協や漁業者、仲買人の代表でつくる判定委員会が決めた。ブランド化した2011年以降では、不漁により宣言自体が見送られた15年を除き最も遅い。
今季は良型の漁獲が安定せず初めて宣言が越年した。1月22日には過去最短の17日間での出荷終了が決まり、「ひみ寒ぶり」の総水揚げは1万1千13本。豊漁だった昨季の3分の1程度に終わり、17年度の8千58本に次いで少なかった。
ブリの水揚げは今後も続き、市内の民宿などでは2月末まで「ひみぶりフェア」を展開している。