(富山県人2024年7月号)
編集 堀田善衞の会
副題は「世界を見据えた文学と思想」。高岡市伏木出身の芥川賞作家、堀田善衞の生誕100年、没後20年の2018年に、書籍刊行や展覧会、講演会が相次ぎ、堀田研究が一段と進展した。県内を拠点に活動する同会も、蓄積された研究成果をまとめ直した。
「堀田善衞との対話」「作品を読む・作品を論じる」「堀田善衞文学の多彩な関わりの世界」「インタビュー」の構成で、18人が執筆。堀田善衞という人、またその作品について多角的に論じる。A5判、500頁、4千400円。桂書房発行。