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【氷見】名称「稲積梅」を保護認定

(富山県人2022年3月号)

 

 農林水産省は2月3日、地理的表示保護制度の対象に「氷見稲積梅」など3品目を追加したと発表した。

 農産物の品質や評価は産地の風土、歴史などと深く関わっており、地域名の入った地理的表示(GI)を認定してブランドを守るのが制度の狙い。2015年から始まり、今回の追加を含め113品目が登録されている。県内では「入善ジャンボ西瓜」が17年、南砺市で生産される「富山干柿」が20年に認定された。

 氷見稲積梅は1949年に稲積地区で発見された固有種。種が小さくて果肉が厚い。梅干しにすると色良く、ほどよい酸味に仕上がる。現在は約33㌧が生産され、梅酒は中国などにも輸出されている。