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【活躍】パラスキー金メダリスト川除選手に県民栄誉賞

(富山県人2022年6月号)

 

 北京冬季パラリンピックのノルディックスキー距離(クロスカントリー)男子20㌔クラシカル立位の金メダリスト選手(21)(日立ソリューションズJSC、日本大学、富山市出身)に5月16日、県民栄誉賞が贈られた。

 富山市内のホテルで開かれた贈呈式で、新田八朗知事から表彰状と盾を受け取った川除選手は「競技を全国に知ってもらうため結果を出し、4年後も富山にメダルを持って帰れるよう頑張りたい」と挨拶した。同賞は2009年にアカデミー賞映画監督の滝田洋二郎氏に贈られて以降、川除選手で12人目。

 式に続いて、スキーを指導した猿倉ジュニアスポーツクラブの小川耕平監督と、パラ7大会連続出場の新田佳浩選手を交えて「ふれあいトーク」が開かれ、小さい頃からニコニコして何でも食べる子だったことや、コミュニケーション力が強みなどといった素顔が紹介された。川除選手は子どもたちへ向け「スポーツでも勉強でも楽しむことが大切。色々経験して楽しさを見つけてほしい」と話した。