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【美術】横山丈樹展

(富山県人2022年9月号)

 日展準会員、日本彫刻会会員の彫刻家、横山丈樹さん(50)(南砺市本町=井波)の個展「空する、時する」が8月20日、南砺市の福光美術館で始まった。10月17日まで。

 日展特選2回の「双樹Ⅲ」「対の月」、日彫展日彫賞「rebirth」をはじめ、2002年から新作までの20点を展示。その作風は、星霜を経てきた遺跡のような人物像で、今回は遺跡へいざなう空間づくりを自らが手がけた。

 横山さんは、20代後半にイタリアやギリシャを訪れ、遺跡の真ん中に立った時、周りのものすべてが語りかけるような感覚に襲われた。崩れ落ちた柱や破片さえも生命力を発し、美しい存在感があり、その感動を表現しようと挑んできた。祖父は井波彫刻から美術工芸の分野へ道を開いた元日展参与の横山一夢氏。父は2代一夢を継承する幹氏。丈樹さんも伝統を受け継ぎ井波彫刻に携わりながら、作家として自らの表現を追求し続けている。金沢美大、富大院修了。