(富山県人2025年10月号)
日本芸術院会員の洋画家、藤森兼明氏(名古屋市、砺波市庄川町出身)の90歳の節目を記念し、名古屋市千種区の古川美術館で10月25日から「藤森兼明 祈りの輝き―10の視点が紡ぐ物語」が開催される。12月21日まで。
日展顧問、光風会理事長として洋画壇を牽引する藤森氏の創作人生を辿る特別展。藤森氏が触発された600年前の『プシコー派の画家の祈祷書』(同館蔵)も特別公開され、荘厳な藤森作品と同時に鑑賞できる。
高岡工芸高や金沢美大、サラリーマン時代の未発表作品から、代表作となる「アドレーション」シリーズなど、本画22点と100点近いデッサンに加え、取材写真なども公開。「人の姿」、「祈りの美」の2つの柱でその創作の歩みを紹介する。
誌友会員の方は、「→会員ログイン」してください。


