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【立山】立山駅前にゲストハウス

(富山県人2022年11月号)

 立山黒部アルペンルートの玄関口である立山駅の駅前にカフェを併設したゲストハウス「ロコモーション コーヒーアンドベッド」が10月15日にオープンした。

 不動産業や屋内スポーツ施設運営を手掛ける安村工業(富山市)が廃旅館を買い取り、環境省や観光庁の補助金を活用して、洗練されたデザインの施設に改築した。木造2階建てで、最大18人が宿泊できる。1階にはカフェのほか町観光協会が入居。同協会では電動アシスト付きマウンテンバイクの貸し出しも行う。

 町では駅前周辺の「観光地としての上質化」をめざし、2019年から無電柱化や看板と自動販売機の色調の統一などを行ってきた。景観を損なう恐れがあった廃旅館が新たな施設に生まれ変わり、関係者はコロナ後の観光需要の高まりに期待を寄せている。

 カートに乗って紅葉狩り

 町観光協会は紅葉シーズンに合わせて称名滝での電動カートの貸し出しを始めた。

 駐車場から滝までの約1・1㌔は急な上り坂もあるため、お年寄りらの足として使ってもらおうと2019年から行っている。レストハウス称名に4台を用意し、10月8日から11月6日までの土日・祝日を中心に、1回90分・2千円(75歳以上や体に障害のある場合は1千500円)で貸し出す。予約が必要だが、空きがあれば当日受付も可。雨天の場合は安全性を考慮して貸し出しを中止する。